類まれなるDNA

90年の時を越えて

2020年12月15日に創業90周年を迎えました。創業以来、綿々と受け継がれてきた「変化への極めて高い対応力」というDNAは、今後も決して変わること無く、受け継がれていくと確信しています。その変遷を紹介します。

創業
1930

(昭和5年)

株券印刷は企業の命をあずかること

当社の歴史は、1930年12月、株券印刷の専門会社として上野一雄が「亜細亜商会」を創業したときに始まります。上野一雄は、先発の多くの印刷会社と同じ土俵で競争するのではなく、専門性に裏付けられた独自のサービス領域を最初からターゲットとして創業しました。それが株券印刷でした。

1932年築地時代の事務所での社長

1957年に発行した当社の株券

1957オルロフ・ザンメル印刷方式のオフセット印刷機を開発

1960
1970

株券印刷のリーディングカンパニーに

他の大手2社と当社を合わせた3社でこの分野のシェアを分け合い、株券印刷のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築き上げました。

  • 1963年
    証券取引所から適格株券印刷会社の確認を得る
  • 1971年
    工場大改造完了
  • 1973年
    大阪営業所(現、支店)開設
    証券偽造防止強化のため最新の彩文彫刻機導入
  • 1976年
    創業者 上野一雄逝去し、上野守生 代表取締役社長就任(36歳)(2022年現在は会長)

2代目 上野守生社長

2022年現在では、法改正により株券は電子化となりましたが、印刷物制作に関しては、データ受け入れから完成品配送、ワンソース・マルチユースなど、お客様のご要望を形にして提供を続けています。

1980年代

企業の情報開示をトータルに支援するビジネスに進出

いずれ株券の現物が無くなる時代が到来するという危機感から、商法(今の会社法)関連書類分野、証券取引法(今の金融商品取引法)関連書類の分野に相次いで進出。企業の情報開示をトータルで支援するビジネス、現在の「ディスクロージャービジネス」へと大きく転換を図りました。

ディスクロージャーとは

主に投資家保護の観点から、企業の事業内容などを広く一般に公開すること。そのため、投資判断に役立つ十分な情報の開示が求められており、迅速・公平・正確の3原則を満たすことが必要とされる。

その後、IPOブームへの対応、投信マーケット、IR関連事業への進出等を通じて、当社のビジネス領域を大きく拡大しました。

ディスクロージャービジネスへ

1983年 第1回株式財務セミナー

1990
2000

情報開示の電子化、業務のデジタル化への対応

ディスクロージャー関連法制度の大改正(連結開示、EDINET、会社法、金融商品取引法等)への対応。ディスクロージャー分野でのIT化、電子化が急速に進展、それに対応したシステムサービスの提供。
J-REIT市場創設への関与等により、当社のビジネスモデルは大きな変貌を遂げ、刻々と変わるお客様のニーズにプロネクサスグループを挙げて全力でお応えすることで、確実にマーケットシェアを拡大してきました。

1994年 株式店頭公開

2004年 東証一部指定

  • 1999年
    機密データ送受信システムASPNET稼働、機密データ処理インフラASP情報センター構築
  • 2002年
    非改ざん証明サービス「KeeProve」導入
  • 2003年
    電子開示書類作成支援システム「エディッツ・サービス」導入
    実務支援サイトASPサポートライン (現、PRONEXUS SUPPORT)開始
    IRサイト構築更新サービス「E-IR」開発

2006
2010

プロネクサスとして心機一転新たなスタート

社名を「亜細亜証券印刷」から「プロネクサス」に変更し、「社員一人一人がお客様に提供する価値やサービスをプロフェッショナルとしての水準まで高め、お客様からの信頼を得ることによって、よりネクサス(絆)を深めていく」という決意を社名「プロネクサス」に込めました。

日本財務翻訳株式会社設立

2008年 PRONEXUS WORKS

3代目 上野剛史社長

  • 2006年
    プロネクサスに社名変更
    ディスクロージャー書類翻訳会社 日本財務翻訳株式会社設立(合弁)
  • 2008年
    港区海岸一丁目に本社事務所移転
    総合ディスクロージャー業務支援システム「PRONEXUS WORKS」導入
  • 2009年
    開示書類作成支援ツール「WORKS-i」サービス開始
  • 2010年
    上野剛史 代表取締役社長就任(40歳) 、創業80周年

2010年代

サービス規模を拡大、海外進出支援サービス開始

開示制度の変化に対応した英文IRツール、Webサービスの拡大、体制強化や、お客様、市場ニーズを踏まえたBPOサービス、海外進出支援サービスの展開、データベース事業の拡充をM&Aも含め積極的に図って参りました。

2010年 戸田工場稼働

プロネクサス台湾

プロネクサスベトナム

  • 2010年
    戸田工場稼働開始(東京都港区から、埼玉県戸田市に新工場として移転)
  • 2011年
    投資信託書類作成支援システム「PRONEXUS FUND DOCUMENT SYSTEM」を開発
  • 2014年
    日系企業向けBPO事業を推進する「台灣普羅納克廈斯股份有限公司(プロネクサス台湾)」設立(現・連結子会社)
  • 2016年
    開示実務支援サービス「WORKS-Core」提供開始
  • 2018年
    データベース専門会社「株式会社アイ・エヌ情報センター」の株式を90%取得し、連結子会社化
  • 2019年
    日系企業向けBPOサービスを提供する「PRONEXUS VIETNAM CO., LTD(プロネクサスベトナム)」設立

2020年代

創業90年を迎えました

創業から今日に至るまで、常に時代の変化を先取りしてきました。

「変化への極めて高い対応力」という類まれなるDNAは、当社の大きな強みの一つであり、今後も決して変わること無く、受け継がれていくと確信しております。

  • 2020年
    開示BPOサービスを行う「株式会社ディスクロージャープロ」の株式を取得し連結子会社化
  • 2022年
    東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年
    イベント映像機材・運営支援会社「株式会社シネ・ホールディングス」及びその傘下の「株式会社シネ・フォーカス」の全株式を取得し、連結子会社化

変わる時代、
変わらない価値 2030年の創業100周年・・・
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