投資家向けコミュニケーションを
プランニングする醍醐味

プランニング職

K.J.

ソリューション事業部 担当部長
2003年 新卒採用

入社を決めた理由を教えてください。

未知の職種への興味と、
会社が放つエネルギーに心惹かれて

私は、2003年に新卒で入社しました。社会人としてビジネスを理解するには、会社の顔となる営業職がいい、そして厳しい環境の方が成長できると思い、証券会社を調べている際に出会ったのが「亜細亜証券印刷株式会社」、つまり今のプロネクサスです。

「証券? 印刷? どんな会社だろう?」という興味から参加した会社説明会で、若手リーダーが生き生きと語るディスクロージャーの世界の話に、強く気持ちが惹かれました。

会社として新事業に挑戦しているエネルギーが感じられたこと、取引先の多くが上場企業であり顧客に恵まれていること、業種が多岐にわたること、お客様の経営の根幹に携わる仕事ができることを知り、「世の中にはこんな会社があるんだ」と驚きつつ、入社を決めました。

現在の仕事内容を具体的に教えてください。

IR支援など、企業の投資家向け
コミュニケーション施策の企画提案

プロネクサスは、法律などの制度で定められた情報開示を、企業が適切に行えるよう支援しています。この業務は主にディスクロージャー事業部門が担いますが、私は、IR活動など企業が任意に開示する情報をサポートするのが仕事で、上場企業や投信会社などの金融機関が抱える投資家向けコミュニケーションに関する提案に取り組んでいます。

それぞれの会社や事業が持つ特徴により、発信すべき内容は大きく異なります。そのため、私たちには顧客企業を深く理解し、その会社の開示すべき魅力を引き出す力が求められます。具体的には、お客様や営業担当からヒアリングして課題や希望を抽出し、コンセプトや施策をチームでディスカッションをしながら考えます。1部門だけでは対応できない課題なら部門間をつないだり、関わるメンバーを繋ぐハブ(活動の軸)としての役割も担います。

やりがいを感じるのは、どんなときですか?

上場企業中心に2,000社と直接取引、
業界のデファクトスタンダードを創ることも

当社は、上場企業を中心に2,000社を超えるお客様との取引があり、一般的に知名度は低いですが、企業で投資家向けの開示やIRに関わる人には知られた会社です。BtoBビジネスをこの顧客数で展開している会社は少ないと思います。
お客様と直接向き合い、仕事の評価もダイレクトにいただくだけに、やりがいのある課題に向き合う機会も多いです。専門領域であるために、当社が提案する内容が、情報開示やIRの標準になるケースも少なくありません。デファクトスタンダードを創る機会があることも、大きなやりがいです。

提案型の仕事のため、お客様の課題解決やサービス企画につながるアイデアを、頭のどこかでずっと考え続けています。考え抜いて、ふとした瞬間に下りてきたアイデアを提案書にまとめ、それがお客様に受け入れていただける瞬間や、企画したサービスがリリースされるときは、最高にうれしいですね。
これは1人でできるわけではありません。お客様やチームとのディスカッションから生まれるアイデアやエネルギーの応酬で、だんだん理想形に近づけていくプロセスも、この仕事の醍醐味です。

仕事で自分が大切にしているポリシー、想いを聞かせてください。

真摯であることを心に、
人を巻き込みチームでゴールを目指す

当社の仕事は多くの人の知恵と行動力が必要で、人を巻き込みながらプロジェクトを前に進めることが大切です。私は何かを極めた専門家ではありませんが、元来真面目で、着実に仕事を進めるタイプ。長男気質も手伝って、人を巻き込みゴールを目指す役回りは私に合っているようで、これがコアスキルになっています。そこで一番大切にしているのは、「真摯」であること。「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」の想いで、人や仕事に向き合うことを大切にしています。

もう一つ心がけているのは、やらざるを得ない状況に身を置き、自分を鍛えること。選択肢を目の前にしたとき、できるだけ経験のないことや新しいものを選ぶよう、意識しています。自分の意志に頼らず、外的要因で自分を追い込み、自己変革し続けたいんです。

入社後、自分に変化や成長は見られましたか?

お客様課題への解決策を自ら考える力と
提案力が育まれた、提案書の「数稽古」

自分なりに考える力が付きました。入社当初配属されたディスクロージャー営業部では、法定開示を中心とした法人営業が仕事でした。そのため正確性が重要で、企画を考えることはあまりなかったんです。

入社から6年後に企画提案部門に異動になり、初めて「考えるとは!?」の命題に直面し、経験のないことに毎日冷や汗をかきながら、提案書の数稽古が始まりました。先輩からのダメ出しを重ねて、ようやく自分なりに考えられるように。これは自分にとって大きな転機でした。

仕事とは、お客様の課題を解決することです。解決策を考え提案する力が付いたことは、大きな自信になりました。

今後、挑戦したい仕事についてお聞かせください。

IRの最前線で、時代の変化を機敏にキャッチした
コンテンツ提案に磨きをかける

プロネクサスは、株券の印刷から始まり、社会の変化に対応して変革を繰り返しながら、今の投資家向け情報開示やIRを軸にしたビジネスモデルを作ってきました。
そして今も、まさに変革の過渡期にあります。情報の電子化・高度化をリードするなど、企業の情報コミュニケーションを支援する会社に進化していかなくてはなりません。ステークホルダーに対する開示や表現について、コンテンツのコンセプトや全体設計の重要性も、一層高まっていくでしょう。

今までは、提案やプロダクトの開発に携わってきましたが、今後は変化に対応する組織の在り方や、プロネクサスらしい文化の醸成に関わる業務にも、挑戦していきたいと思っています。

仕事とプライベートの切りかえや、休日の過ごし方について教えてください。

プロネクサスは子どもの成長を
つぶさに見られる、子育て世代にやさしい職場

休日はきちんと休める環境で、オンとオフの切り替えがしやすい会社です。企業の開示やIRに関する仕事柄、繁忙期などスケジュールが立てやすく、有給休暇を計画的にとりやすいのもいいですね。

また、少子化が社会的な課題となる中で、私自身もそうですが3人の子育て中の社員が比較的多いのも、プロネクサスの特徴かもしれません。プライベートを大切にできるので、子育てしやすい環境だといえるのではないでしょうか。子どもの成長をつぶさに見ていられるのはうれしいものです。休日は、子どもたちが熱中しているサッカーの試合観戦に明け暮れています(笑)。

一日の流れ

  • 9:00

    案件のプランニング会議

  • 10:00

    部内の情報共有ミーティング

  • 12:00

    ランチ

  • 13:00

    お客様との打ち合わせ

  • 15:00

    新サービスの企画会議

  • 16:00

    部門横断プロジェクトの会議

  • 17:00

    提案書や社内資料の作成

  • 19:00

    業務終了

就職活動中の学生にメッセージをお願いします。

「難しそう」と思い込みで壁を作らず興味のアンテナを広げると、思わぬ宝島に出会えるかもしれません

もしプロネクサスがなくなったら、日本の上場企業の約半数の決算の開示に影響が出ます。プロネクサスはそんな会社、証券市場のインフラ的存在です。でも、「決算とか株主総会とか難しそう」、「法律や資格が必要なのでは?」、「関心がなければ入ってはいけない領域なのではないか」、そんな思い込みで敷居を高くしてほしくありません。

専門的な分野が仕事ですが、私自身がそうだったように、新入社員はまっさらでOKです。実務に関してはOJTが中心ですが、オンラインで受講できる講座や、顧客に提供する有料セミナーを無償で受講できるなど、学習できる環境は整っていて、スキルアップを目指したい人には最適です。営業も顧客資産を大事に育んでいくのが重要なので、飛び込み営業で新規開拓の様なスタイルではないし、社内では先輩が後輩を育てる文化があり、プロパー社員を大切にしながら、キャリア採用を増やして新しい空気を取り入れている。多様性があり、いろいろな人たちから得られる刺激や学びは大きいと思います。

在宅ワークの環境が整っているのはもちろん、オフィスは東京の中心、浜松町というアクセスの良い場所にあり、設備が整った近代的でキレイなビルで気持ちよく働けます。皆さんと一緒に働ける日を、楽しみにしています。

用語解説

  • ディスクロージャー
    主に投資家保護の観点から、企業の事業内容などを広く一般に公開すること。
    そのため、投資判断に役立つ十分な情報の開示が求められており、迅速・公平・正確の3原則を満たすことが必要とされる。
  • IR
    企業が、投資家に向けて経営状況や財務状況など投資判断に資する情報を自主的に発信する活動のこと。
  • コーポレート・ガバナンス
    企業が、株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みのこと。