日本の金融市場活性化を目的とした金融ビッグバンでは、「フリー」(市場原理が機能する市場)、「フェア」(透明で信頼できる市場)、「グローバル」(時代を先取りした国際的市場)が3原則として掲げられ、関連する法改正が相次ぎました。証券取引法(現・金融商品取引法)分野では、連結開示・キャッシュフロー会計・時価会計などが始まり、商法(現・会社法)分野においては、単元株制度の創設・自己株式取得規制の緩和・監査役制度の見直し・連結計算書類制度や電子公告制度の導入などが進められました。また、新興企業のIPO(株式公開)意欲の高まりを受け、既存市場よりも成長性を重視し、上場基準を緩やかに設定した「マザーズ」「ナスダック・ジャパン」(いずれも現・グロース市場)などの新興企業向け株式市場も相次いで開設されました。このような国策を背景にさまざまな制度改正が行われ、ディスクロージャー(※1)は大きな変革期を迎えました。
(※1)ディスクロージャー:法令に基づく企業の情報開示(法定開示)
プロネクサスの進化
- 変化にいち早く応え、お客さまが抱える新たな課題を続々と解決
- 新しい法制度に適合するためのセミナーの開催や実務参考書を次々に発刊。さらに会員制の実務情報サイトによりタイムリーかつ的確な情報提供に努め、お客さまと一緒に大きな変革期を乗り越えました。また、法定開示に加えて、より積極的な情報開示を行うIR(投資家向け広報)活動を支援するサービスの需要が拡大。金融市場の発展とともに、プロネクサスのディスクロージャービジネスは大きく飛躍を遂げました。

