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プロネクサスは新たなビジネス領域へのチャレンジを続けています。この大きなチャレンジを成功に導くため、優秀な人財採用を推進していく専属部門として2025年1月に人財開発部が発足しました。今回、プロネクサスが求める人物像や働く魅力について、この採用サイトにアクセスいただいた皆さんに詳しくお伝えしたいと、人財開発部の若手メンバー3名が上野社長への特別取材を決行しました!




M.K.さん
私が魅力に感じているのは、ディスクロージャー(情報開示)という専門的な領域で大きなシェアを獲得し、事業がとても安定していることです。実際、私が法人営業に携わっていた時も、お客さまからとても信頼いただいているのを実感しながら、その信頼にお応えできるさまざまなサービスをご提供しました。
上野社長
いま言ってくれたように、当社の事業はきわめて安定しており、それは企業として大きな強みだと私も思っています。そうした強みを築き上げることができたのは、「変化への極めて高い対応力」というDNAが創業以来95年間、綿々と受け継がれてきたからです。常に時代や環境の変化に的確に対応し、お客さまニーズにマッチした新たなサービスを独自に開発、提供してきたからこそ、ここまでの成長を果たすことができました。1930年に株券印刷の専門会社として事業をスタートして以来、当社の歴史を築き上げてきた先輩たちは時代の変化に取り残されないよう、絶えず危機感をもって新たな事業の開発に挑み続けてきたのです。その結果が、現在のプロネクサスの多彩なサービスにつながっていると思いますね。
T.C.さん
プロネクサスのサービスは本当にお客さまからの評価が高いと感じています。私は前の所属部署で法人営業を務めていましたが、誰もが知る大手企業をはじめ、さまざまな業界の上場会社のお客さまと密なコミュニケーションを図ることで少しずつ信頼関係を構築し、毎年新しいお取引をいただけることにとてもやりがいを感じていました。こうした幅広いお客さまにいろいろなサービスを提供できるのも、当社の魅力の一つだと思っています。
上野社長
顧客基盤が厚いことも間違いなく当社の強みの一つです。日本の上場会社の約6割にあたるお客さまのディスクロージャー・IR(投資家向け広報)実務を支援し、さらに投資信託会社の約7割にあたるお客さまの情報開示を担ったり、200を超える大学などの教育機関へ企業情報を提供するなど、ここまで幅広いサービスを提供している企業は他にあまりないと思います。こうした多様なお客さまとお取引しているので、新しいニーズにも絶えず接することになり、それにお応えしようとチャレンジすることが当社の成長の原動力ですね。
K.T.さん
私が魅力に感じているのは、当社の社員はみなプロ意識の高い方ばかりだということです。以前、私は機密性の高い開示書類の製本作業に携わっていましたが、社員一人ひとりが高い責任感と倫理観を持って業務を進められていて、私も強く感化されました。
上野社長
社員一人ひとりがしっかりとプロ意識を持って仕事をする文化が根づいているのも、お客さまからの信頼につながっていると思いますね。プロネクサスはこれまで、試行錯誤しながらお客さまのニーズに応えるオリジナルのビジネスモデルを次々と構築してきました。その変化への対応力とともに、常にお客さまのために誠実に仕事に取り組むプロフェッショナルとしての姿勢も、将来に向けて継承していかなければならない大切なDNAだと思っています。
M.K.さん
上野社長の学生時代のこともお伺いしたいです! 体育会のボート部に所属されていらっしゃったと以前お聞きしましたが、そこで経験されたことで、何かご自身のいまの糧になっていることはありますか?
上野社長
高校、大学を通じて7年間、体育会端艇部、いわゆるボート部に所属していました。特に大学時代は、1年の4分の3近くをボート部の合宿所で寝泊まりし、朝4時半に起床して練習、大学の授業を終えた後、また練習して夜9時半には就寝するという、修行僧のような生活をしていました(笑)。私が入部した時は弱小チームでしたが、このままではいけないという危機感からチーム全体に連帯感が生まれ、一致団結して、それこそ死に物狂いで練習をした結果、インカレで見事優勝することができたのです。その時は本当に感激しましたし、適切な目標を設定してチーム一丸となって努力すれば、大きなことを成し遂げられると実感しました。適切な目標設定やチームワークの大切さ、努力は必ず報われるという体験は間違いなく現在の仕事に生きていると思っています。
T.C.さん
上野社長はこれまで多くの仕事を経験してこられたかと思いますが、なかでもプロネクサスにとって転機となったような、印象に残っている仕事について教えてください。
上野社長
2001年に、それまで紙媒体で提出していた有価証券報告書を電子媒体(HTML形式)で提出するEDINETという制度がスタートしました。米国ではその数年前から開示書類を電子媒体で提出するEDGARという制度が運用されていたので、日本でもいずれ必ずそうした動きがあるという想定のもと、有価証券報告書の電子データ化をはじめ、さまざまな準備を全社を挙げて進めていました。
そうしたなか、EDINETのシステム開発を、これまでこの分野の経験がまったくないシステムベンダーが担うこととなりました。そのシステムベンダーに開示書類、開示制度などに関する知識が何もなかったことから、開示書類の特性をHTML形式にするための手法構築やノウハウを彼らと共有し、システム開発に反映してもらうような働きかけを、当時、電子開示推進室長として積極的に推進したのです。その結果、プロネクサスに非常にアドバンテージがある状態でEDINETのスタートを迎えることとなり、EDINETに移行した上場会社の約4分の3近くのデータ作成をお手伝いするなど、「電子開示に強いプロネクサス」というイメージを監査法人をはじめとする関係者たちに与えることとなりました。それが、その後の有価証券報告書の分野のマーケットシェア拡大、いまの開示書類作成支援システム「PRONEXUS WORKS」の開発につながるキッカケになったのではないかと思っています。そういった意味で、このEDINETへの一連の対応が、これまでのプロネクサスグループのキャリアのなかで印象に残っている出来事の一つです。
K.T.さん
先ほど上野社長がおっしゃった「変化への対応力」がまさに発揮された出来事ですね。トップに就任されてからは、上野社長はどんなところにやりがいを感じながら当社を経営されてこられたのでしょうか?
上野社長
私は社長就任当初から、先々、主力製品である株主総会招集通知などの電子化が間違いなく進むことが想定されるなか、印刷分野での成長は難しいと考えていました。そこで考えたのが、隣地戦略といいますか、既存のビジネス領域と親和性、関連性が高い、かつ、非印刷分野の領域拡大です。
当社には上場会社の約6割、投資信託会社の約7割、J-REITの約9割というメガバンクにも匹敵する優良な顧客資産があります。その顧客1社あたりの顧客内シェア、売上を非印刷分野で拡大していこうと考えました。具体的には、開示制度の変化に対応した「英文翻訳サービス」、「Webサービス」の拡大や、市場ニーズを踏まえた「開示BPOサービス」、「データベースサービス」、「海外進出支援サービス」、「イベント事業」などの領域拡張を、業務提携やM&Aも含めて積極的に行いました。さらに最近では、お客さまの人財採用支援、販売促進支援の分野にまで裾野が広がってきています。
その結果、非印刷分野の売上比率は、社長就任当時の約42%から約66%と24ポイント上昇し、売上全体の約3分の2を占めるまでに至りました。お客さまのプロネクサスグループに対する一定の「信頼」をベースにこの素晴らしい顧客資産を徹底的に活用することで、また、これまで当社が長年にわたり培ってきた知見、ノウハウを横展開することで、これからも新たなビジネス領域をさらに拡大できる余地は十二分にあると考えています。
プロネクサスグループをさらに発展させるために、私一人にできることは本当にたかが知れています。しかしながら、そうした方向性に理解、共感をいただきながら、グループ全社の総力といいますか、社員の皆さんの多大なバックアップのもと、プロネクサスグループの事業領域の拡大に少しでも貢献していくこと、これが経営者としてのやりがい、醍醐味なのではないかと考えています。


M.K.さん
上野社長が、私たち若手社員の仕事ぶりをどのように評価されていらっしゃるのか、率直な意見をお聞きしたいです。また、若手に対してこれからどんなことを期待されていますか?
上野社長
いまの若手の皆さんは、「プロネクサスをもっと良い会社にしたい」という強いマインドをもって仕事に取り組んでいる様子があちこちで見受けられて、本当に頼もしく思っています。先日開催された、社内改善活動の発表イベントにおいても、最優秀賞と優秀賞を受賞したのは、どちらも若手主導で企画して取り組んだ活動でした。業務改善で解決すべき課題は社内にまだまだ残っているので、固定観念にとらわれることなく、柔軟な発想でプロネクサスを変えることに挑戦し、新しいビジネスのアイデアがあれば、臆することなく積極的に提案してくれることを期待しています。
T.C.さん
お話を聞いて、ぜひ積極的に提案していきたいと思いました。どんな小さなアイデアでも提案して大丈夫でしょうか?
上野社長
ぜひ積極的にアクションを起こし、「お客さまにこんなサービスを提供できるのでは?」と現場で感じたことがあれば、社内に向けて発信してほしいですね。私は経営会議に上がってきた新規事業のプランに対しては、基本的にはNOと言わない主義。なぜなら、お客さまのニーズをいちばんよく理解、把握しているのは現場にいる社員の皆さんだと思っているからです。いまでは当社の主力サービスの一つになっている、投資信託の開示書類作成支援システム「FDS(PRONEXUS FUND DOCUMENT SYSTEM)」も、ある若手社員の発案から生まれたもの。彼が中心になって一生懸命事業化し、いまでは投資信託業界のインフラになっています。そんなチャレンジを若手の皆さんに望んでいますし、社長として全力で応援したいです。
K.T.さん
社長からそんな応援の言葉をいただけると、私たち若手もとても心強いですし、ぜひ期待に応えたいと思います。これから上野社長は、プロネクサスをどのような会社にしていきたいとお考えですか?
上野社長
やはり社員一人ひとりがプロフェッショナルとしての意識を持ち、新しいことに前向きにチャレンジするのが当たり前だという文化を築いていきたいですね。なぜならディスクロージャー・IR分野の電子化、ペーパーレス化が加速するなか、従来のビジネスの枠組みを超えるゲームチェンジを成し遂げ、5年後の創業100周年、その次の世紀に向けた新たな挑戦を今後もし続けなければならないからです。
これから生成AIをはじめとしたテクノロジーも進化し、当社のビジネスにも大きな影響を与えていきます。そうしたなか、引き続きお客さまのニーズにお応えし貢献していくためには、我々に何ができるかを絶えず考え追求し、チャレンジし続けるしかありません。それを阻害するもの、たとえば不合理な業務プロセスだとか、組織間のセクショナリズムだとか、社員の皆さんがチャレンジしたいことを妨げる要因があれば、すべて解決していきたい。それが、社長として私が果たすべきいちばんのミッションだと思っています。



